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オリーブオイル市場

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本当に良質なオリーブオイルをより多くのみなさまへお届けしたい

松村成師 Shigenori Matsumura

AISOイタリアオリーブオイルソムリエ協会、認定ソムリエ(北海道第1号)、イタリア産オリーブオイルインポーター、イタリアンシェフ

本当に良質なオリーブオイルをより多くのみなさまへお届けしたい

イタリアの料理修行で衝撃を受けたオリーブオイルとの出会い

オリーブオイル、それも上質なエクストラヴァージンオイルの専門店を北海道に。そんな思いで2010年にオリーブオイル専門の輸入会社を立ち上げたのは、偶然であり、必然だったのかもしれません。そもそもは料理修行のために妻とふたり、イタリアへ渡ったのがきっかけでした。修業先のレストランがあるトスカーナ地方はオリーブオイルの産地であり、料理に使うオリーブオイルのおいしさは、まさに衝撃的。それまでぼくが知っていたものとはまるで別モノでした。摘みたての青草の辛くもみずみずしい味わい、色は初々しいグリーン。新鮮なオイルとはこういうものかと驚いたものです。帰国後、ぼくらはオリーブオイルの味わいが楽しめるイタリアンレストランを札幌で開き、たくさんのお客さまと食のよろこびを分かち合いました。けれども、料理を極めれば極めるほど、その立役者であるオリーブオイルをもっと追究したいという思いが強くなったのです。日本ではまだまだ入手困難なイタリア産最高品質のオリーブオイルを自らの手で輸入し、その魅力を広めたい。思い立ったら夢はふくらむばかりで、この北海道からオリーブオイルのマーケットを開拓するぞと。不安もありましたが、楽しみの方が勝っていた。幸い、人のつながりにも恵まれて、今があります。

どんな畑で、どんな人がつくっているのか。現地で吟味したオリーブオイルだけを直輸入

オリーブオイル市場には常時15〜20種類のオリーブオイルを揃えていますが、そのどれもが現地イタリアで吟味してきたものばかり。実際に畑を訪ね、オリーブの木を見て、実をかじり、搾り立てのオイルを味見する。なかでも、大切にしているのが生産者との語らいです。イタリアではぼくらが視察に行くと、ファミリー総出でマンマの手料理を囲みながら家族のようにもてなしてくれるんです。みんなでごはんを食べながら地域の自然や文化について教わり、そこでつくられるオリーブオイルがなぜこの味なのか、なぜこの料理と合うのかなど、理解を深めることができます。日本でも「同じ釜のめし」といいますが、イタリア人との間にも食をともにすることで絆が生まれるんですね。一度信頼関係ができると、なにかアクシデントが生じても真摯に対応してくれる。海外とのやり取りでは、これが強みになるのです。
そして、現地で体感したすばらしい味わいを日本のみなさまへお届けするために、あくまでも「空輸」にこだわります。1ヵ月半かけて気温が60℃近くになる赤道付近を通過する船便(常温コンテナ)と比べ多少コストはかかりますが、保存に最適な15〜18℃を維持しわずか1日で運べる航空便は、鮮度がまるで違います。クオリティをそのままに、価値あるオリーブオイルをお届けする。これもぼくの役目だと思っています。

輸入するオイルの決め手はと聞かれたら、第一に、「生産者の人柄」です。

年に2〜3回の割合でイタリアを訪れます。取り引き先まわりとは別に、新しい生産者を開拓するのが目的です。毎年3月にトリエステで開催される「オーリオカピターレ」は、イタリア最大のオリーブオイル専門の見本市で中小企業数百社が一堂に集まります。ここで商談会となるわけですが、「気が合う」ことを第一に、ポテンシャルの高い人、この先いっしょに成長していけそうな人を選びます。“この人”という生産者と出会ったら、こんどは秋の収穫の季節に畑の視察に行き、摘み取り風景や製造の様子を見せてもらいます。見本市で人柄に惚れた人は、やはりいい仕事をしているものです。
ぼくが生産者にお願いするのは、とにかく鮮度のいいオイルをつくってくれということ。それには木の剪定や仕立て方法などの栽培技術はもちろん、年に1度の収穫期に実の状態がもっともいいタイミングで摘み取り、不純物や余計な水分をどれだけ除去できるかといった製造技術が大きく関わってきます。それらがクリアできたオリーブオイルは、高温多湿な日本の夏も品質を落とさず、次の秋に新ものが出まわるまで食卓を潤わせてくれます。いいオイルを手に入れるためにも、仕事に誇りを持つ生産者が必要なのです。

お気に入りのワインを選ぶように。オリーブオイルもソムリエにご相談を。

野菜はよく召し上がりますか?生野菜と温野菜とでは?トマトはお好きですか?お肉とお魚、お好みはどちら?和食と洋食の比率は?今の健康状態はいかがですか…。オリーブオイルをお探しのお客さまを前に、ぼくの頭はお聞きしたいことでいっぱいになります。ほんとうに求めているオリーブオイルを探すには、食生活やライフスタイルとの相性を無視できませんから。オリーブオイルと一口にいっても、マイルド、グリーン、ストロングとタイプもさまざまで、ぶどうのように品種や産地で味や香りも異なります。オリーブオイル市場では各種テイスティングをご用意し、その場で味わいをお試しいただくのが基本。また、同じ銘柄のオイルでもその年のオリーブのでき具合により、微妙に味わいがかわるのも興味深いところです。食材や料理とのマリアージュはもちろん、簡単でおいしいレシピなども合わせてご紹介しています。じっくりワインを選ぶように、お好みのオリーブオイルをいっしょに見つけませんか。

揚げ物油に使ったり、和食のコクだしにも。オリーブオイルはヘルシーな万能選手

オリーブオイルというとイタリアンと思われがちですが、実は和食との相性も抜群なんです。納豆に数滴たらせば粘りがよくまろやかになり、揚げ玉の代わりににゅうめんなどに加えれば上品なコクが出ます。醤油ともなじみがいいので、冷や奴にもおすすめですよ。
一般的な植物オイルとは違い、溶剤による化学処理を一切行なっていないので、果実に含まれるビタミンなどの栄養素や、老化を防ぐ抗酸化成分がそのまま残っているのもオリーブオイルの魅力です。果実を搾っただけのエクストラヴァージンオイルは100%天然のジュース。パンにそのままつけて食べるのはもちろん、ちょっと贅沢ですが揚げもの油として使っても。からりと軽い味わいに仕上がり、たくさん食べても胸焼けしないのが気に入っています。サラダだけではなく、いろいろな料理に使うことでおいしさのレパートリーも広がりますよ。

近い将来、生産者の立場にたって、良質なオイルをアジア圏に広めたい。

ぼくが信頼するある生産者は、オリーブオイルを通じて食育を啓蒙し、地域貢献にも熱心です。そんな彼の夢は「オリーブオイル業界をワイン業界のように発展させ、その価値を広く認知させること」。これはぼくも大賛成。良質なオイルを料理に少し加えるだけで風味が増し、いつもの味がランクアップする。食を通して人生を豊かにするという点では、ワインとまったく同じなのですから。
オリーブオイルの本場といわれるイタリアでも、多くの生産者はオリーブオイルの収入だけで生計を立てるのが難しく、兼業農家がほとんど。まじめな生産者ほど品質にこだわる職人気質ということも、関係しているのかもしれません。こうした状況をなんとかできないものか。これが今のぼくの最大の関心ごとです。現在は自分の目利きでオリーブオイルを輸入していますが、いずれは生産者の立場で業界をもっと前進させたいという夢があります。それにはイタリアのどこかでオリーブ畑を持つことも視野に入れながら、現地の生産者と共同出資で起業する手もあるでしょう。とにかく、やる気のあるオリーブ農家がきちんと食べていける仕組みづくりが必要です。近い将来には、マレーシアをはじめとするアジアの国々にもオリーブオイルを広められたらいいなと。これからは、オリーブオイルを愛する生産者とともに成長していきたいというのが、オリーブオイル市場の、ぼくの願いであり、そこに力を注ぎたいと考えています。

ご来店案内

お取扱店

松村成師

  • AISOイタリアオリーブオイルソムリエ協会
  • 認定ソムリエ(北海道第1号)
  • イタリア産オリーブオイルインポーター
  • イタリアンシェフ

北海道札幌市出身。数年前に夫婦でイタリアへ料理留学。トスカーナ州グレーヴェインキャンティ「Ristoro di Lamole」、フィレンツェ「Ristorante Ricchi」、「Grand Hotel Minerva」で修業。イタリア人と囲む毎日の食卓の中で、豊かな食生活=豊かな人生を実感。特に生活に根付いたオリーブオイルの美味しさに感銘を受ける。帰国後、地元札幌でイタリア料理店を開店。2010年AISO認定イタリアオリーブオイルソムリエ合格。イタリア産エクストラヴァージンオリーブオイルの自社輸入を開始し、北海道で初のオリーブオイル専門店「オリーブオイル市場」をオープン。現在、もっと多くの人にオリーブオイル本来の美味しさ、素晴らしさ、食事の楽しさを広めるべくオリーブオイル講座・料理教室の開催など日々活動中。一緒にオリーブオイルを楽しみませんか?

会社概要

社 名
株式会社 プリモオーリオ ジャパン
英 名
Primolio Japan Corp.
代表者
代表取締役 松村 成師
所在地
〒062-0931 北海道札幌市豊平区平岸1条14丁目1番20号(事務所)
事業内容
食品等の輸入業務
食品等の小売及び卸売
輸入品目
イタリア産 エクストラバージンオリーブオイル